※上半分は2019年11月当時のレポートです
中越地方南部の南魚沼地域にある浦佐駅は、魚沼広域では数少ない直営駅です。
2014年6月までは塩沢〜浦佐間は全駅が有人駅でしたが、当駅以外はすべて委託駅で五日町駅は当駅の管理下にあったそうです。
当駅には90年代頃から在来線用に新陽社製の発車標が4台設置されていました。
小千谷から南魚沼にかけて連なる「魚沼地方」では唯一となる英語表示に対応したもの。
(設置駅は浦佐、六日町、越後湯沢)
番線表示のみ橙を定位とし、ほかは緑色で固定されていました。
変更時は赤字で、区間運休になると色が変わります。
《補足》
越乃Shu*Kura編成を使用した「ゆざわShu*Kura」運転時には、英語反転表示の入力を書き換えて座席指定表示が実施されていました。写真にあるような独特の表示がお分かりいただけるでしょうか。
日本語↓(改札側)
英語↓(改札側)
〘運休時の表示〙
種別と時刻部分が緑定位で、行先部分も緑固定となっていたので赤色の発色が経年の割に明るかったです。
《運行情報表示機の新設》
2018年冬、運行情報表示機がお目見えしました。
接近予告中
設置末期の発車標と新設の運行情報表示機(2018,12/13)↓
《発車標の更新》
25年は使われたであろう発車標が1月に入り撤去、代わりに新型の発車標が置かれました。
"新型"といっても、長野新幹線が開通した1997年頃には既に設置が始まっていた古い設計、首都圏でも1998年からソラリ式の置き換えで整備されてきた伝統のモデルです。
(参考↓https://atos.neorail.jp/atos1/led/led_example5.html
以前のように8本の柱で吊られていた分厚く巨大な媒体から比べると、随分薄くなりました。
長岡の発車標は改装後の2008年度に更新されましたが、天井の配線処理もよく似ています。
(改札口側)
(のりかえ口側)
《英語表示のはじまり》
改札口に立たれていた主務職のベテラン社員から「珍しいでしょう」と声を掛けていただき、お話を伺いました。
英語をわざわざ表示させている理由について、
「外国人留学生が多く在学している国際大学の最寄り駅で、過去には多くの外国人の方から行先などを尋ねられることがありました」
「同じような問い合わせが大変多かったことから、問い合わせが減ると見込んでパソコンに打ち込んで英語表示が出せるようにしています」
「やはり、行先などが伝わるようになって問い合わせは少なくなりました。出す必要があったので、出しています。」
とのこと。