酒田方面
(↓反転表示)
新潟方面
(反転表示↓)
酒田方面
(↓反転表示)
新潟方面
(反転表示↓)
下越の城下町として栄えた「新発田」、この地の主要駅として機能している新発田駅の発車標はかなり珍しいものでした。
まず目に付くのは太字の英語表示。これは県内ではまず見られないものです。
また、ホーム用と地下通路用のみ数字表記を簡略化していましたがこれもまた県内唯一と思われます。
【改札口】
(柏崎や高田と同様にホーム内に置かれています)
【地下連絡通路】
0・1番線
(英語表示↓)
2・3番線
(↓英語の種別表示)
(銘板)
【ホーム】
0番線
(英語表示↓)
1番線
(↓英語表示)
2番線
(英語表示↓)
3番線
(↓英語表示)
豆知識・・・
地下通路の発車標は新宿駅に置かれた古い発車標と同世代のもの。あちらは91年製で後年ATOS連動となりましたが、一方でこれと同じものは柏崎駅のコンコースと跨線橋にもありました。
製造された93年は天皇陛下の結婚パレードの年、27年も使われているのは中々です。
新陽社製の発車標が設置されている亀田駅。
JR東日本新潟支社の中では乗降人員が3番手という大規模駅で、業務委託駅の代表的存在です。
駅舎は2005年に完成した橋上駅舎で、発車標は竣工時に設置されたものです。
設置当時は「普通」種別を『各駅』としていたり、英語表示を実施していたようですが、現在は英語表示そのものがなくなっていました。
番線表示も長岡駅のようなオレンジ色にしていたようで、フォントも最初は別のものだったみたいです。
(参考:https://chirashino.exblog.jp/2806581/
コンコースの発車標↓
右側が運行情報表示機↓(入線予告中)
コンコースの媒体を見て目につくのは、のりば表示のフォントでしょうか。
これは新潟支社管内では唯一の字体と思われ、手打ちなのか何なのか気になるポイントです。
運行情報表示機は待合室内にもフルカラー対応の同じ媒体があり、2台稼働していることになります。
ホームの発車標↓
大型発車標を持つ矢代田駅とは異なり、首都圏の山手線などで2000年以降に広く見られた1段型のコンパクトな発車標が4台固めて置かれていました。
両面型として2列に並んでいるのは首都圏エリアでは珍しく、新潟支社内でもこの形があるのは跨線橋の中が多いようです。
こちらもかつては英語表示をしていたのですが、いつからか日本語の固定となってしまったようです。
《ひとりごと》
下越地方も過酷な環境なのか、発車標の枠の劣化が激しいように感じました。
首都圏でここまで剥離しているのは見かけないと思います^^
下越地域にある矢代田駅は、(旧)小須戸町の中で唯一の鉄道駅でした。
2008年に現在の橋上駅舎に建て替えられましたが、かなり前から業務委託駅として機能しているようです。
当駅にはコンコースとホームに新陽社製の発車標が4台設置されていました。
コンコースの発車標↓(片面設置)
首都圏でも見かける標準的な大きさのもの。
番線表示のみ橙で表示され、ほかはすべて緑色で固定されているようです。
快速表示の色設定については確認できませんでしたが、数字のフォントについては共通して旧型のものが表示されていました。
ホームの発車標は全部で2箇所に設置されており、両面仕様となっていました。
1番線ホーム↓(長岡方面)
2番線ホーム↓(新潟方面)
運行情報表示機の回線とは繋がっておらず、お知らせや在線表示はおろか接近表示すら出ず、17:00以降は無人化のため発車標は稼働していませんでした。
《豆知識》
新潟支社管内にある駅ホームにおいて規模に関係なくこの大きさの発車標が独立して置かれているのは珍しく、ほかは当駅と異なり中規模以上の駅である長岡・新津・新発田くらいとわずかな数しかありません。
白山駅や加茂駅ですらホームは運行情報表示機しか置いていないくらいですから、矢代田駅は設備だけは恵まれているように感じられました。
中越地方南部の南魚沼地域にある浦佐駅は、魚沼広域では数少ない直営駅です。
2014年6月までは塩沢〜浦佐間は全駅が有人駅でしたが、当駅以外はすべて委託駅で五日町駅は当駅の管理下にあったそうです。
当駅には90年代頃から在来線用に新陽社製の発車標が4台設置されていました。
魚沼地方では唯一となる英語表示に対応したもの。
番線表示のみ橙で表示され、ほかはすべて緑色で固定されているようです。
《補足》
越乃Shu*Kura編成を使用した「ゆざわShu*Kura」運転時には、英語反転表示の入力を書き換えて座席指定表示が実施されていました。写真にあるような独特の表示がお分かりいただけるでしょうか。
日本語↓(改札側)
英語↓(改札側)
日本語↓(のりかえ口側)
英語↓(のりかえ口側)
種別と時刻部分が常時緑固定で、さらに行先部分も緑固定となっていたので赤色の発色が経年の割に明るく見えました。
《運行情報表示機の新設》
2018年下旬、運行情報表示機がお目見えしました。
接近予告中の運行情報表示機↓
設置末期の発車標と設置間もない運行情報表示機(2018,12/13)↓
《発車標の更新》
20年以上使われたであろう発車標が1月に入り撤去され、あらたに新型の発車標が置かれました。
"新型"といっても、1999年5月頃には既に首都圏で設置が始まっていた古い設計のものです。
(参考↓https://atos.neorail.jp/atos1/led/led_example5.html
以前のように8本の柱で吊られていた分厚く巨大な媒体から比べると、随分薄くなったように思います。
日本語↓(改札口側)
英語↓(改札口側)
日本語↓(のりかえ口側)
英語↓(のりかえ口側)
《豆知識》
撮影後、改札口に立たれていた主務の社員さんからお話を伺うことができました。
英語をわざわざ表示させている理由について、
「当駅は外国人留学生が多く在学している国際大学の最寄り駅で、過去に多くの外国人の方から表示を尋ねられることがありました」
「問い合わせが多かったことから、パソコンに打ち込んで英語表示が出せるようにしています」
と教えてくださいました。
続けて社員さんがお話になっていたのですが、長岡駅をはじめとしたほかの中核駅でも英語表示は普及していないとのことで、かなり貴重な表示であることが伺えました。
中越地方北部の県央地域にある東三条駅は、新潟支社管内の在来線単独駅では数少ない直営駅です。
近年委託化された見附駅と比べて比較的供用設備は充実していましたが、そのうち発車標は2017年以降に更新された新陽社製のあたらしい媒体でした。
コンコースから見た運行情報表示機と発車標↓
信越本線の発車標↓(加茂・新津・新潟方面)
信越本線の発車標↓(長岡方面)
弥彦線の発車標↓(種別表示)
弥彦線の発車標↓(ワンマン表示)
更新前は1994年頃製造の古いものだったようで、更新後も表示内容はいっさい変更されていないようです。
日本語固定で時刻フォントは一昔前のもの、スクロール表示やワンマン車のみ反転表示に対応していました。
色配置は特急の列が全て赤表示、のりば数字は橙表示の設定でした。
《豆知識》
発車標の更新前、長岡方面用の発車標には「長岡・越後湯沢方面」と印字されていたそうです。
当駅を通って越後湯沢に向かう列車といえば、2014年に運用がなくなったムーンライトえちご号しかないと思いますが、それ用に湯沢の文字を入れていたんでしょうか・・・?